ロシア語の学習法(独習、独学)、教材などをまとめました。
■Step1
<<入門>>
![NHKラジオ まいにちロシア語 2015年 4月号 [雑誌] NHKテキスト NHKラジオ まいにちロシア語 2015年 4月号 [雑誌] NHKテキスト](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61leQcQ12CL._SL160_.jpg)
NHKラジオ まいにちロシア語 2015年 4月号 [雑誌] NHKテキスト
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/03/18
- メディア: Kindle版
「NHKラジオ まいにちロシア語」は、入門編、応用編から成りそれぞれ4月〜9月で一区切り。10月〜翌3月は大抵その年か前の年の再放送だったりします。ですので、テキストとCD(各月2枚)を一緒に購入して、入門編の4月〜9月を最初にやり、次に入門編の4月〜9月の復習をしつつ、応用編の4月〜9月をやります。テキスト(400円)とCD(1505円)で一月約2,000円なので、「ニューエクスプレス ロシア語」でスタートする方がどう考えても安上がりですが、2語〜3語の会話からスタートするこちらの方がとっつきやすいような気がします。入門編を終えてから応用編やりつつ「ニューエクスプレス ロシア語」もスタートというのがいいかもしれません。
まず最初に持つ辞書として下記が紹介されています。
「パスポート初級露和辞典」
語彙は初級用には必要にして十分とのこと。
「ニューエクスプレス ロシア語」は、全部で20課(Ypok)からなり、課ごと4ページ構成となっています。最初の2ページが見開きで左ページにロシア語、右ページに日本語訳のダイアログがあり、右ページ下半分には、慣用表現、単語が記述されています。後半の2ページで文法事項の説明があります。また2課ごとに練習問題が2ページあります。その他、単語力アップ、表現力アップなどのページが不規則に存在します。
休日を中心に、各課ごと例文のリスニング、音読、例文(慣用表現なども含みます)暗誦などやろうと思います。文法的にわからないことは無視するか(笑)、Step2で使用する「初級ロシア語文法」(ニューエクスプレスと同じ著者です)を参考にしようと思います。
本書の最後のページに、「ロシア語の勉強をさらに続けるために」というタイトルで、以下のようなことが書かれています。
語彙を増やしたい人のために
「パスポート初級露和辞典」
表現を増やしたい人のために
「標準ロシア語入門」
ここにある例文を全て暗記すれば、、ロシアを旅行するときほとんど困らないとのこと。
<<単語>>
最近出た「CD付 キクタン ロシア語【入門編】 (キクタンシリーズ)」を入門レベルの単語集として追加しておきます。英語の単語や熟語の暗記でお世話になっているキクタンシリーズです。ドイツ語のように「入門編」で発行が終わってしまわないことを祈るばかりです。w
<<耳慣らしリスニング>>
「CD2枚付 耳が喜ぶロシア語 リスニング体得トレーニング」は、全100文(CD2枚計150分程度)のロシアの暮らしや歴史などについて書かれた文から構成されています。「ある程度長い文章のリーディングやリスニングに慣れる。」というよりもこの段階ではロシア語の「音」に慣れるという目的でBGM代わりに聞き流すのに使いたいと思います。
「短文なら聴き取れるけど、ネイティブの会話にはついていけない…という方にお勧めです」とのことです。ロシアそのものへの理解を深めることができそうです。
■Step2
<<会話>>
「標準ロシア語入門」は、「ニューエクスプレス ロシア語」の巻末におすすめの書籍としてあげられています。アマゾンの商品説明には、「よく使われる基本例文、対話形式の応用例文と練習問題で表現力を高めます。基本単語が自然と身に付くよう、660語を反復使用。」とあり、アマゾンの評判もよいです。以下、アマゾンの書評からの引用です。
・コンパクトな体裁の中に初級から中級への橋渡しまでを含んでいる。基本例文、応用例文を暗記することでかなり会話力の向上になる。これ一冊を消化すればかなりの実力向上になるだろう。
・知人から本書を丸暗記すると良いと言われ、実行したらそこそこしゃべれようになり、さらにその後2年かけて、同じ著者の『標準ロシア会話』(同じく白水社)を丸暗記したところ、さらに上達しました。『標準ロシア語入門』は、ロシア語をしゃべれるようになりたいと願いつつ文法の基礎を習得しようとしている方に最適です。この本に掲げてある基本例文と応用例文を全文暗記すれば、簡単な会話ができるようになります。各課に出てくる新出単語は、合計でわずか600個弱に抑えてあります。文系学部の学生なら、ロシア語専攻でなくても、頑張れば半年程度ですべての例文を暗記する事は十分可能と思います。
上記の書評にあげられている「標準ロシア会話 改訂版」ですが、残念ながら一般の書店でもアマゾンでも入手不可能なようです。
・同じ著者の『標準ロシア語入門』の勉強を終えてから、さらにロシア語会話の能力を磨きたいと考えている方に、躊躇なくこの本をお奨めする。小さな本であるが、実に内容が濃い。実際の会話でよく使う例文が満載されている。私は学生時代、2年かけてこの本を丸暗記し、かなりしゃべれるようになった。社会人になってからモスクワに2年間勤務する機会があったが、口べた、社交べたの自分がなんとか現地での生活を切り抜けられたのもこの本のおかげだったと思う。
<<文法>>
「初級ロシア語文法」で初級文法をしっかりとマスター。
<<単語>>
初級文法を学んだら「最新ロシア重要単語2200」や「パスポート初級露和辞典」でボキャブラリーアップ。
<<リーディング>>
このステップでは、「CD2枚付 耳が喜ぶロシア語 リスニング体得トレーニング」を意味の理解に使います。Step1のときは単に「音」に慣れるのが目的でしたが、ここではキチンと「意味」を取れるようにします。「音」に慣れるための聞き流しトレーニングを続けつつ読んで意味が分かるようにします。
■Step3
<<読み書き>>
「NHK新ロシア語入門 (CDブック)」は、以前購入したことがあるのですが、当時のモチベーションが低かったせいか1課で挫折しました。ある程度前提知識があれば固い感じの書き方にも耐えられ手のでしょうが、当時は、入門を飛び越えて全く知識がないままやりはじめたので簡単に挫折してしまいました。
アマゾンの書評は以下のように評判が良いです。
・簡潔な文章で必要な文法を盛り込みながら、既出の単語も繰り返し使って自然に覚え込ませるというやり方なので、本当にこのテキストの順を追ってしっかりと学べば相当のロシア語の理解力はつくことであろう。現在日本で出版されているロシア語初級教本としては文句のつけようのないイチオシテキストだ。
・基礎的単語は本文で繰り返し使われますので、課が進むにつれて自然と身についてきます。文法についても充分な説明が付くので独学で問題無く学習可能です。
・短文の例文(本文からの抜粋が多い)+ちょっとした読み物+その訳文+使用語彙という一組に対して、見開き2ページの文法説明がついていて結局一課4ページという構成で全50課。
・語彙は初出のものだけでなく、何度か語彙欄で示されているし、文法事項は、復習してみてわかりましたが、非常に合理的に順番が決められているように感じました。
・文法と例文が見やすい。多少、中盤は駆け足になってるが、読めば読むほど理解できるスルメのような本。
「総合ロシア語入門 (CD BOOK)」は、「NHK新ロシア語入門 (CDブック)」とほぼ同じようなものと考えてよいみたいですが、日本語の解説が多いけど堅い、理解しづらい、CDの音声が少ない(例文の音声がない)などのデメリットもあるようです。独学には向いていないかもしれません。
<<会話>>
会話の仕上げは、日常会話から観光、ビジネスまでさまざまなシーンで役立つロシア語会話集の決定版。収録文例約7000が記載されている「携帯版 ロシア語会話とっさのひとこと辞典」と「CD」です。
このステップでは、「CD2枚付 耳が喜ぶロシア語 リスニング体得トレーニング」を「話す」トレーニングのために使います。何度も聴いて、何度も音読するというようなトレーニングをします。(漠然としてて済みません)
■辞書
ニューエクスプレスロシア語の巻末におすすめの辞書としてあげられていたのが、パスポート初級露和辞典です。初心者には何十万語も収録された辞書は適さないとのことです。
Step3くらいになったら、「博友社ロシア語辞典」などの大型の辞書を使い始めようと思います。
ロシア語の学習法に関するリンク
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・佐藤優氏のロシア語勉強法(メモ)
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