「部長、その勘はズレてます! 「A/Bテスト」最強のウェブマーケティングツールで会社の意思決定が変わる」。この本こそA/Bテストすべきだ!と思うのは私だけでしょうか?
せっかくの素晴らしい内容が、「部長、その勘はズレてます!」というタイトルが帳消しにしているような気がしてなりません。この本こそ、タイトルを「部長、その勘はズレてます!」と「A/Bテスト」もしくは、A/Bテスト」最強のウェブマーケティングツールで会社の意思決定が変わる」の3パターンを出して、ビジネス書売り場、マーケティング関連、IT関連にそれぞれ置いて、どれが一番売れるか試していただきたい。。。と思ってしまいました。
おそらく、IT関連の人がA/Bテストについて何か書籍を買いたいと思っても、平積みにしてあるこの本のタイトル見ても手に取ることさえ無いような気がします。実際私がそうでした。もっと、「A/Bテスト」を前面に出して欲しいと思います。この内容で出版から10ヶ月で初刷りは、出版社のマーケティングの問題ではないかと思います。
少なくとも、
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本書”A/B TESTING:The Most Powerful Way To Turn Clicks Into Customers”がアメリカ本国で出版されたのは2013年8月。当時、アメリカではランディングページ最適化などに関する書籍は複数刊行されていたものの、そのものずばり「A/Bテスト」という言葉をタイトルに入れた作品は本書が初めてであり、大きな反響を呼んだ。このあとがきを書いている現時点では、日本でも「A/Bテスト」のみを扱った書籍はまだ刊行されていない。
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(引用元:「部長、その勘はズレてます! 「A/Bテスト」最強のウェブマーケティングツールで会社の意思決定が変わる」p.221 「訳者あとがき」)
と、日本でも最初の「A/Bテスト」のみを扱った書籍なのですから。。。
「部長、その勘はズレてます! 「A/Bテスト」最強のウェブマーケティングツールで会社の意思決定が変わる」
の目次は以下の通りです。
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第1章 A/Bテストはいかにしてホワイトハウスを二度の勝利に導いたか
――5700万ドルのボタン
第I部 20万回のテストから得られた教訓
第2章 なにをテストすべきか
――最適化の5つのステップ
第3章 グローバルな最大値を探す
――改良と探求
第4章 少ないほど効果あり
――引き算によって価値が加わるとき
第5章 言葉が肝心
――たった数語で大きな違いが生じる
第6章 すばやく失敗し、すばやく学べ
――AがBに勝るという事実を積極的に受け入れる
第II部 A/Bテスト実践ガイド
第7章 あなたの組織にふさわしいソリューションを選ぶ
――開発する? 購入する? 委託する?
第8章 HIPPO(カバ)症候群の治療法
――関係者の賛同を得て、価値を証明する
第9章 A/Bテストのドリームチーム
――全員を関係者にする
第10章 繰り返す、繰り返す、繰り返す
――一つの大きな疑問ではなく、いくつもの小さな疑問を投げかける
第III部 進化するA/Bテスト
第11章 A/Bテストがつまずくとき
――起こりうるミスや落とし穴を避ける
第12章 ウェブページ以外のA/Bテスト
――どうやってメールや価格設定をテストするか
第13章 個人化する、個人化する、個人化する
――「1対多」から「1対1」のウェブサイトへ
おわりに
謝辞/訳者あとがき
付録1 A/Bテスト 60のヒント
付録2 A/Bテストの背景にある評価基準と統計学
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(引用元:新潮社HP)

部長、その勘はズレてます! 「A/Bテスト」最強のウェブマーケティングツールで会社の意思決定が変わる
- 作者:
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/06/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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